UT OCW 公開に向けて
東京大學では、公開講座・講演會などの社會連携事業を中心に、大學の知の公開に努力してまいりましたが、この度、さらなる社會ニーズの高まりに答え、教育活動の資産である講義資料をインターネット上に公開することにいたしました。
東京大學OCWでは、東京大學で行われている講義の一部について、シラバスや配付資料を手に入れることができます。これにより世界各国の教員や學生を支援することができればと考えております。
科學技術の急速な発展にともなって、大學で教えるべきことも増加しています。學問體系が専門化・細分化される中で、どの授業でどのような知識が教えられているかという見取り図を描くことも難しくなっています。
東京大學が世界に向けて講義資料を提供するにあたり、このような問題を解決するために、従来から進めてきた「知の構造化」という概念を応用したいと考えています。
「知の構造化」は、細分化された知識を相互に関連づけ、學習者自身で學習の方向づけを行なうことを可能とする考え方とその具體的な仕組みです。このことにより俯瞰的な理解と、個々の要素と全體像との関係の理解が容易にできるようになります。
この考え方の一部を実現するために、東京大學OCWの検索システムは、シラバスを自動解析し、関連する授業を関連付けて表示し俯瞰的に可視化することができるようになっています。これにより、興味のあるトピックに関連する講義資料を容易に選択することができます。また、東京大學だけではなく、今後世界各国で公開されるOCW形式の講義資料を関連づけて検索することも可能です。東京大學OCWは、世界規模の自律分散型の講義資料データベースとして機能することになるのです。
東京大學は、教育活動の成果を社會還元する際に、學びを志し自ら創造的な活動に参画していく人々を支援していきたいと考えています。社會における知の礎であることがリーディングユニバーシティの責務であり、ひいては世界規模の諸課題を解決する知の共同體の確立につながるものと信じているからです。
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