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教學大綱

學術俯瞰講座 2006年度夏學期「社會の形成 -人間はいかに共生してきたか-

第1回:佐々木毅「権力と自由の生態について」
サブタイトル:権力/自由の相互規定関係

人間によって創造され、構想される社會は把握と理解の仕方によって、その実相が変化しうる。この講義では、自由VS権力という図式から、それらの互連関係、相互規定関係を解説し、自由の持つ側面を視野に入れた権力論の必要性を解説している。

第2回:佐々木毅「権力と自由の生態について」
サブタイトル:政治権力の制度化~立憲主義をめぐって~

人間の社會・共存関係のあるところに常に存在する権力現象の中で、制度化を前提とする政治権力について取り上げ、解説する。政治権力の発見により、政治學が誕生し、権力と限界の問題が見えてくる。政治権力にみる制度化の可能性について論じている。

第3回:佐々木毅「権力と自由の生態について」
サブタイトル:政治権力と参加~民主主義をめぐって~

「なぜ、政治に参加するのか。」民主主義のもとでの制度化を取り上げる。直接民主制・間接民主制での問題を取り上げ、各々の制度化について、政党政治システムのタイポロジーについて解説する。

第4回:佐々木毅「権力と自由の生態について」
サブタイトル:政治権力と境界線~主権国家をめぐって~

政治権力を境界線の関係をめぐり、主権国家の時代からポスト主権国家の時代へと移行に見られる問題を取り上げる。境界線の流動性とそれをめぐる争い、主権概念の変容、国際化による主権国家の限界について解説する。

第5回:原洋之介「經濟を軸にみるアジア世界 歷 史と現状」
サブタイトル:アジアの多様な生態と歷 史の構造

アジア各国のGNPと寿命の比較、經濟を動かす力と仕組みについて取り上げる。アジアに見られる多様な生態区を示し、近世から21世紀までに迎えるアジアの時代について解説する。

第6回:原洋之介「經濟を軸にみるアジア世界 歷 史と現状」
サブタイトル:大文明圏 中国とインド

アジアの中から、大文明圏にある中国とインドを取り上げる。両国の文明と生態区を説明し、それぞれの文明に埋め込まれた市場經濟について解説する。

第7回:原洋之介「經濟を軸にみるアジア世界 歷 史と現状」
サブタイトル:周辺文明圏 東南アジア

東アジア諸国が、様々な周辺の文明に對してどのような對応を取ってきたかを解説する。東アジアには、インド化された文化、イスラーム文化、中華文明の進入、西欧近代の強制的な進入などの文化が時代ごとに押し寄せてきた背景もあり、その對応も国ごとに異なる。

第8回:原洋之介「經濟を軸にみるアジア世界 歷 史と現状」
サブタイトル:21世紀における日本とアジア

19世紀後半から21世紀にかけての、アジアの經濟発展の流れについて解説する。「脱亜論」と「アジア主義」との對抗、「東アジアの奇跡」、「東アジア共同體」構想、などの話題を取り上げていく。

第9回:田中明彦「世界システムという社會?」
サブタイトル:世界システムについてのさまざまな見方

先人の語り(テキスト)から共生のメカニズムを考察する。例えば、明治時代のも日本の見方として、徳富蘇峰、中江兆民らの著書から検討を行っている。様々な世界観について考察し、論じる。

第10回:田中明彦「世界システムという社會?」
サブタイトル:政府のない社會における共生?

単純化・理論化という観点から、共生のメカニズムについて考察する。「シェリングの分居モデル」を発端に、個人の意思決定、ゲーム理論、社會をモデルとしてみる數理社會學の視点について解説する。ゲーム理論と関連する理論から実際の生活場面、ルソーの鷹狩り、チッキンゲーム、囚人のジレンマなどを検討している。このような検討が制度・秩序形成へ有効性について論じる。

第11回:田中明彦「世界システムという社會?」
サブタイトル:近代世界システムと21世紀の世界システム

現実に当てはまる概念の形成にむけ、概念と現実の相互連関から、現在の世界システムにみられる形成・展開の過程について解説している。また、21世紀の世界システムについて考察し、3つの圏域について論じる。

第12回:田中明彦「世界システムという社會?」
サブタイトル:世界システムの中の地域化??東アジアという事例

東アジアを事例に、実際にデータを入れながら現状分析を試みる。東アジアが、協力・共同體として形成され得るかどうか、それぞれの国の事情を考慮しつつ可能性と限界を考察している。

第13回:森田朗「社會の形成と社會科學」
サブタイトル:共生のメカニズム──俯瞰講義を俯瞰する──

俯瞰講義で論じられた「共生」「共存」「権力」「秩序」の問題を展望し、共同體の発展について論じる。社會科學を學ぶことを「社會での出来事を理解し、分析、課題を解決するための道具と手法の習得」とし、社會の形成の目的としての理念、人類の歷 史的經験の概念化を概説する。

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