1 00:00:23,000 --> 00:00:28,330 そして、その中で その政治的な権力というのは 2 00:00:28,760 --> 00:00:31,530 この中の一部にしかすぎないですね 3 00:00:31,600 --> 00:00:34,230 この一番の下のところだけが 本来的な意味では 4 00:00:34,260 --> 00:00:36,760 ポリティカルな関係、政治的な関係 5 00:00:37,800 --> 00:00:43,230 つまり、あらゆる 権力の現象と政治、権力というのは 6 00:00:43,860 --> 00:00:46,330 まったく 重ならないわけではないけど 7 00:00:46,460 --> 00:00:51,660 あらゆる権力現象が政治権力現象訳 ではないということを含んでる 8 00:00:51,860 --> 00:00:54,000 含んでるわけであります 9 00:00:54,500 --> 00:00:56,500 あるいは、先言ったようなことで 10 00:00:56,530 --> 00:01:00,660 社長の権力というものが どんなものかと 11 00:01:00,760 --> 00:01:05,100 今で言えば 会社法その他の制度に基づいて 12 00:01:05,200 --> 00:01:08,160 この権力というものは 確定しているわけですよね 13 00:01:08,230 --> 00:01:11,430 これは憲法に基づいて という世界、もちろんでもないし 14 00:01:11,660 --> 00:01:16,100 普通の 小泉さんの権力と社長の権力は 15 00:01:16,160 --> 00:01:21,300 出来方がぜんぜん違う、目的も 違うでしょう、目的も違います 16 00:01:21,860 --> 00:01:26,130 ですから 何を制限されるかは又違う 17 00:01:26,200 --> 00:01:28,630 誰が制限するかも違うですね 18 00:01:28,700 --> 00:01:34,960 それぞれ違う形で権力というものが 作られていくということは 19 00:01:35,030 --> 00:01:37,330 やがって はっきりしてきますけれども 20 00:01:37,460 --> 00:01:42,600 最初に出てきた時は 当時どこでもある家族というものを 21 00:01:42,660 --> 00:01:48,200 一つの素材にしながら、このAとB がさまざまに入れ替わる時に 22 00:01:48,400 --> 00:01:52,000 権力というものはそれぞれどんな 違いがあるかということに 23 00:01:52,100 --> 00:01:58,760 着目して、議論が始まった ということであります 24 00:02:00,060 --> 00:02:06,700 そして、社会現象一般の面からに して、権力現象を扱うといえば 25 00:02:06,760 --> 00:02:12,000 今日の学問分野で言えば、社会学、 経済学を付加われる社会感覚 26 00:02:12,060 --> 00:02:14,000 関係するわけであります 27 00:02:14,060 --> 00:02:18,630 私は政治学の出身である ということもあって 28 00:02:19,100 --> 00:02:22,560 こういうことをいうのはいろいろ こと差し障りがあるんだけれども 29 00:02:22,630 --> 00:02:30,260 古くは政治学というのが大体社会学 全般を漠然という意味にしてた 30 00:02:30,400 --> 00:02:34,700 そこから色んな学問がこう分かれて きたという経緯があるんですが 31 00:02:34,900 --> 00:02:39,730 そういう政治学の立場からしますと 確かにそれそれが 32 00:02:40,760 --> 00:02:45,360 後で大事な意味をもつように なりますが 33 00:02:45,730 --> 00:02:52,130 この質的区別というものが 政治学の発生にとって 34 00:02:52,500 --> 00:02:55,660 大変重要な意味があったと 35 00:02:56,130 --> 00:02:59,230 ただで、この区別の内容と そして特に 36 00:02:59,300 --> 00:03:03,400 この中で政治的な権力というものの 37 00:03:04,030 --> 00:03:08,360 基本的な性格というものが 大事であると 38 00:03:08,460 --> 00:03:12,430 その基本的な性格 政治権力の基本的な性格 39 00:03:12,560 --> 00:03:16,630 言うものと政治学が始まった ということは 40 00:03:17,130 --> 00:03:23,500 非常に密接に関連していた このことは又後でお話を致します 41 00:03:24,360 --> 00:03:28,330 このように量的な区別というのも 42 00:03:28,400 --> 00:03:31,500 もちろんある場合にはやりますよね 43 00:03:31,560 --> 00:03:33,860 例えばある国は たくさんの軍隊をもってるとか 44 00:03:33,930 --> 00:03:35,300 人口が多いとか 45 00:03:35,360 --> 00:03:38,700 少ないとかということが もちろんやってもいいだけれども 46 00:03:38,760 --> 00:03:43,700 それは絶対しちゃいかんとかなん とかということはないだけれども 47 00:03:43,760 --> 00:03:48,600 それはある種の比較論としては あり得るけれども 48 00:03:49,260 --> 00:03:54,830 政治学の観点からすると この中の政治権力 49 00:03:55,030 --> 00:04:00,700 端的に言えば 大人の市民同士の間の関係を 50 00:04:00,760 --> 00:04:04,630 どういうふうに 利して行くかという権力 51 00:04:05,600 --> 00:04:11,800 ここが大きなスポットの対象になる ということであります 52 00:04:12,430 --> 00:04:14,160 じゃ、次にお願いします 53 00:04:15,100 --> 00:04:18,460 そして、この政治権力での我々は 54 00:04:18,500 --> 00:04:21,300 ポリティカルパワーというふうに 英語で言いますね 55 00:04:21,400 --> 00:04:22,230 ポリティカルパワー 56 00:04:22,300 --> 00:04:26,200 先程主人的な支配というのはこれが デスポリティックパワーという風に 57 00:04:26,260 --> 00:04:27,530 僕が言いました 58 00:04:27,600 --> 00:04:31,900 つまり、パワーの前に形容詞が ついているわけ 59 00:04:32,000 --> 00:04:35,230 この形容詞をつくことによって 色んなろんなパワーの 60 00:04:35,300 --> 00:04:39,900 先程私の言葉で 素敵特性がみられると 61 00:04:40,030 --> 00:04:42,400 こういうことだろうと思いますね 62 00:04:43,260 --> 00:04:46,960 政治力の発見と 政治学の誕生ということ 63 00:04:48,160 --> 00:04:49,930 ここはちょっと私は強調したい 64 00:04:50,000 --> 00:04:53,600 強い、強い点を特に強調したいのは 65 00:04:53,900 --> 00:04:59,000 政治権力とかなんとかというのは 別にたまたま誕生したと 66 00:04:59,060 --> 00:05:01,500 何が誕生するとかのことじゃなくて 67 00:05:01,560 --> 00:05:04,200 ずっとただついてきたんに 違いないと 68 00:05:04,300 --> 00:05:06,330 いうような議論も あるかもしれないけれども 69 00:05:06,430 --> 00:05:09,560 人間の知的産業というものは そういうもんじゃなくて 70 00:05:09,660 --> 00:05:13,660 ある瞬間に、ポッと 新しいもの認識が確立してね 71 00:05:13,900 --> 00:05:15,930 そこから新しいものが始まる 72 00:05:16,100 --> 00:05:19,160 パラダイムの転換というようなこと が起こるわけですよ 73 00:05:19,230 --> 00:05:22,700 それによって、我々の知的活動は ぜんぜん違った段階に入っていく 74 00:05:22,800 --> 00:05:26,160 ということ これから勉強されると思うけれども 75 00:05:26,200 --> 00:05:29,460 政治学の誕生というのは大変 76 00:05:29,530 --> 00:05:34,330 私は象徴的な出来事だと 思っております 77 00:05:34,960 --> 00:05:38,360 そのポリティカルという 78 00:05:38,430 --> 00:05:41,960 英語の言葉をどこから 引っ張ってきたのかなという 79 00:05:42,060 --> 00:05:43,900 ことを考えて見ますと 80 00:05:44,230 --> 00:05:50,330 皆様もよくそこを想像されるように ポリスというのに行き渡りです 81 00:05:50,400 --> 00:05:52,030 ポリスという物に行き渡りわけです 82 00:05:52,130 --> 00:05:55,360 ポリスというのは ギリシャの都市国家だと 83 00:05:55,430 --> 00:05:57,860 皆様がよくご存知のことであります 84 00:05:59,360 --> 00:06:04,700 ギリシャの都市国家というものが ポリスというものであって、 85 00:06:04,830 --> 00:06:11,300 そして ポリスに関する事柄というのが 86 00:06:11,360 --> 00:06:13,300 アリストテレスの政治学という 87 00:06:13,360 --> 00:06:16,730 本の正式の名前は そういうことなんですよ 88 00:06:16,930 --> 00:06:19,500 ポリスに関する事柄 というのが政治学って 89 00:06:19,560 --> 00:06:22,230 こういう風に訳される訳です 90 00:06:23,100 --> 00:06:29,900 となると、そのポリスというものは どういうもんであって 91 00:06:30,230 --> 00:06:35,600 どういうものと質的に違いがあった のかということになるわけ 92 00:06:35,700 --> 00:06:39,330 つまり、そこで生じた権力が非常に ユニークなものであって 93 00:06:40,030 --> 00:06:44,100 あるいは、いつのようで それはいき延べるもんじゃないし 94 00:06:44,230 --> 00:06:48,430 実際は皆さん知ってるようにポリス はやがって滅び道しまうわけです 95 00:06:49,300 --> 00:06:52,160 滅びるんだけれども そこで生まれた概念が 96 00:06:52,360 --> 00:06:53,830 いろんな格好で 生き延びてくるという 97 00:06:53,930 --> 00:06:56,360 ここは大事なことなんですよ ここは大事なんです 98 00:06:56,960 --> 00:07:00,960 一度作れた概念はなんか その実態が潰されてしまった 99 00:07:01,000 --> 00:07:04,160 あるいは歴史によって、歴史の波で それはなくなってしまった 100 00:07:04,360 --> 00:07:08,830 じゃ、全部なくなるかというと 今度は大変面白いことだけれども 101 00:07:08,930 --> 00:07:10,860 概念が人間を支配する訳ですよ 102 00:07:11,860 --> 00:07:15,600 こういう風に政治を考えるんだと いう考え方が確立すると 103 00:07:15,660 --> 00:07:18,960 今度 それに従って、政治なり社会なり 104 00:07:19,000 --> 00:07:22,760 我々は 考えてる概念が我々を支配する 105 00:07:22,830 --> 00:07:25,400 確かに概念は もともと我々が作ったもん 106 00:07:25,500 --> 00:07:30,360 我々が作ったもんだから どっか適当に放棄してもいいし 107 00:07:30,430 --> 00:07:32,930 無くしても もちろんいいんだけれども 108 00:07:33,000 --> 00:07:36,630 しかし、もう一つの面は 概念が我々を支配する 109 00:07:37,430 --> 00:07:40,900 実は概念が無過ぎものごとは 捕まえられない 110 00:07:41,360 --> 00:07:43,730 捕まえられない 我々は何を考えている時に 111 00:07:43,800 --> 00:07:46,130 例えば民主主義 何でも結構だけれども 112 00:07:46,230 --> 00:07:49,030 なんとなく そういう概念について 113 00:07:49,100 --> 00:07:51,460 ぼんやりでも、何でもそもかく 114 00:07:51,530 --> 00:07:52,930 何か考え方があって 115 00:07:53,000 --> 00:07:56,260 これをこういうふうに捕らえると いうこと我々はやってるわけですね 116 00:07:56,630 --> 00:08:00,660 ですから、このポリスという実体が なくなっても 117 00:08:00,800 --> 00:08:08,660 そこで誕生した概念がいろんな格好 で生き延びてくるということですね 118 00:08:08,800 --> 00:08:14,100 そういう意味で言うと 多くのこの人間社会の認識 119 00:08:14,160 --> 00:08:16,430 もちろん 自然科学もそうだと思います 120 00:08:16,800 --> 00:08:19,660 新しい概念が誕生するというのは 大変大事なことなんです 121 00:08:19,760 --> 00:08:21,400 学問的に大事なことです 122 00:08:21,460 --> 00:08:23,800 それが学問的に大事なだけではなく 123 00:08:23,930 --> 00:08:30,360 我々の認識を大きく変える意味で 大変大事なわけであります 124 00:08:31,200 --> 00:08:34,900 ここでは 特に大事なのは僕はあえて 125 00:08:34,960 --> 00:08:38,160 ここは政治学の誕生という言い方を 言い出したけれども 126 00:08:38,230 --> 00:08:42,700 政治学が誕生する、政治学が昔から 誕生してたんじゃないかと 127 00:08:42,730 --> 00:08:44,860 こういう議論もある かもしれないけれども 128 00:08:44,930 --> 00:08:47,900 いやいや、厳密に言うと やはり誕生するわけです 129 00:08:48,460 --> 00:08:51,600 それはどういうことか ということですね 130 00:08:51,830 --> 00:08:54,330 これを少し話したいと思います 131 00:08:58,230 --> 00:09:05,600 この多くの政治体制は 独裁制的なものが非常に多い 132 00:09:05,930 --> 00:09:09,600 古い時代は共同体ですと ちてたかかもしれないけれども 133 00:09:09,660 --> 00:09:13,730 一定程度権力を集約しないと 例えば考え、その他 134 00:09:13,830 --> 00:09:19,260 十分な生産活動の環境を 整えることができません 135 00:09:19,330 --> 00:09:20,960 いうようなことになると 136 00:09:21,030 --> 00:09:23,730 どこでも権力を集中してくる 大きな権力ができてくる 137 00:09:24,360 --> 00:09:27,760 中国に置いてもそうだし エジプトにおいてもそうだし、 138 00:09:27,830 --> 00:09:31,060 どこでも大きな権力が 誕生してくることになります 139 00:09:31,260 --> 00:09:36,600 そこに書いてある自ずから 独裁制的、専制政治的なものが 140 00:09:37,060 --> 00:09:40,300 人類の歴史の中では 立ち上げることになります 141 00:09:41,300 --> 00:09:47,300 こういうものとこのポリスという 政治共同体というものは 142 00:09:48,160 --> 00:09:54,060 なかなか面白いCONTRASTを 成していたというふうに 143 00:09:54,160 --> 00:09:56,560 人々が認識すると ここは大事なんですよ 144 00:09:56,630 --> 00:10:00,230 ああ、違うなーと思って ただ違ってるなー 145 00:10:00,300 --> 00:10:03,430 と、ぼんやり思ってるじゃだめ なんで、どこが違うのか 146 00:10:04,360 --> 00:10:07,560 可笑しいねと 可笑しいものがあるねと 147 00:10:07,830 --> 00:10:10,000 可笑しな 政治の仕組みがありますねと 148 00:10:10,060 --> 00:10:14,060 これは理解できないものだなと いうふうに誰かが思った時に 149 00:10:14,100 --> 00:10:22,660 その独自性、特異性というものが 初めて認識されるわけでしょう 150 00:10:22,730 --> 00:10:25,630 そうすると、新しい概念が 誕生するわけであります 151 00:10:27,000 --> 00:10:29,700 ここで一つのエピソード 並んで言いますけど 152 00:10:31,300 --> 00:10:38,030 そのような事が仮に記録に 残されてるものを辿って行きますね 153 00:10:38,800 --> 00:10:45,530 例えば、禁煙税 490年、500年前ごろですね 154 00:10:46,000 --> 00:10:49,600 この頃 一つの大きなドラマが送ります 155 00:10:49,700 --> 00:10:52,360 それは政治的なドラマ、軍事的な ドラマであるだけじゃなくて 156 00:10:52,430 --> 00:10:54,600 他のドラマも一緒に起こった 157 00:10:55,900 --> 00:10:58,300 ペルシャ戦争というのがありまして 158 00:10:58,360 --> 00:11:05,230 ペルシャ大帝国を作ったペルシャが こう、ギリシャを攻めにいきますね 159 00:11:05,430 --> 00:11:09,000 大軍を引き連れて、 クスリスセスとかダリヨスとか 160 00:11:09,200 --> 00:11:11,960 いろんなペルシャ大王が 攻め込んできます 161 00:11:13,060 --> 00:11:21,630 その頃、残された記録に ヘルトトスという歴史の詩とか 162 00:11:21,730 --> 00:11:23,760 教科書に書いてある人がいますね 163 00:11:23,830 --> 00:11:29,030 ヘルトトスという歴史というものを 書いた人がいますけれども 164 00:11:29,430 --> 00:11:32,400 本人はどういうつもりで どういう意図して書いたのか 165 00:11:32,460 --> 00:11:34,100 いろいろ議論があるけれども、 166 00:11:34,260 --> 00:11:37,060 そこにはなかなか面白い話が たくさん出ています 167 00:11:37,530 --> 00:11:41,200 ペルシャ大王というのは50万の 大軍か何か引き連れて 168 00:11:41,260 --> 00:11:42,560 攻め込んでくる 169 00:11:44,530 --> 00:11:50,000 それで、ペルシャ大王によれば どうもギリシャ人が可笑しいと 170 00:11:50,560 --> 00:11:52,330 なぜ、逃げないんだろうと 171 00:11:52,660 --> 00:11:55,700 自分がその大軍を 引きつれていったら 172 00:11:55,760 --> 00:12:03,100 それ見ただけでも、すぐ降参をして しまうのは当たり前じゃないかと 173 00:12:03,200 --> 00:12:07,960 ところが、例のマラトンの戦い というのがあるんですけど 174 00:12:08,030 --> 00:12:12,960 わずか一万とか 非常に少ない兵力でね、 175 00:12:13,130 --> 00:12:16,360 あえて、あの大軍に 立ち向かおうと考えてるという 176 00:12:16,600 --> 00:12:21,060 あの人達は一体何を考えているのか よりは分からない 177 00:12:21,330 --> 00:12:23,300 ということがいうわけです 178 00:12:24,430 --> 00:12:26,960 そこでたまたま そのペルシャ大王のもとに 179 00:12:27,000 --> 00:12:29,860 亡命していたギリシャ人 がおりまして 180 00:12:30,900 --> 00:12:34,630 大王のおっしゃることは 大王の立場からすれば 181 00:12:34,700 --> 00:12:36,700 もっともの様に 聞こえるんですけれども 182 00:12:36,760 --> 00:12:38,800 ギリシャ人は そういう風に考えないです 183 00:12:39,760 --> 00:12:46,300 彼らは自分の命を法 ノモス、ポリスというものに 184 00:12:47,330 --> 00:12:50,030 属するものと考えていますから 185 00:12:50,400 --> 00:12:54,960 個人的に恐怖感があるとか なんとかということで 186 00:12:55,030 --> 00:13:00,060 簡単に逃げたり 降伏したりはしません 187 00:13:01,660 --> 00:13:04,500 ペルシャ大王のもとの人達には 恐怖感に駆られて 188 00:13:04,560 --> 00:13:07,730 大王に服従してるという こういう仕組みだけれども 189 00:13:07,830 --> 00:13:09,730 ギリシャ人達はそうじゃない 190 00:13:10,300 --> 00:13:12,930 自分達をポリスのメンバーと考え 191 00:13:13,030 --> 00:13:16,800 そしてポリスのために戦う ということはこれこそ自由 192 00:13:17,100 --> 00:13:21,400 自由人のあるべき姿という風に 考えてますから 193 00:13:21,460 --> 00:13:23,800 彼らは自由というものに拘る限り 194 00:13:23,830 --> 00:13:28,830 絶対に戦い続けることでしょう などなど 195 00:13:28,930 --> 00:13:32,700 こんなストーリ たくさんそこに入っております 196 00:13:33,760 --> 00:13:41,560 それは、つまり、自由という言葉と 政治という言葉の接点が出てきた 197 00:13:41,730 --> 00:13:43,660 非常に面白い例なんですけれども 198 00:13:43,730 --> 00:13:47,960 そこに書いておりますように 法の支配する 199 00:13:48,530 --> 00:13:55,160 つまり、大王という特定の人物に 対する恐怖感で従ってるじゃなくて 200 00:13:55,760 --> 00:14:02,230 そういう人間を超えた法という 法というふうにごへんが 201 00:14:02,260 --> 00:14:05,760 制度、仕組み、政治の仕組みで 考えてください 202 00:14:05,960 --> 00:14:10,000 これに対する服従 これが支配してるということは 203 00:14:10,060 --> 00:14:12,730 皆、それに服従するということが 204 00:14:12,860 --> 00:14:17,230 これが人間が市民としての自由 というものを 205 00:14:18,330 --> 00:14:22,300 実現しているということの証である いう風一方が考えた 206 00:14:22,700 --> 00:14:28,430 他方はともかく言う事を聞かないと 鞭で叩かれるから 207 00:14:28,630 --> 00:14:32,900 大王にとにかく従っていきましょう ということであります 208 00:14:33,130 --> 00:14:34,730 大王がいなくなれば 209 00:14:34,800 --> 00:14:39,000 皆、さようならとこういう風に なる訳だけども 210 00:14:40,360 --> 00:14:46,330 こういうコントラストが対話の中 いろんな形で 211 00:14:46,430 --> 00:14:49,200 繰り返し出てくるわけであります 212 00:14:49,300 --> 00:14:51,200 私は大変面白いものと 213 00:14:53,230 --> 00:14:56,060 と一方は自由が実現する場として 214 00:14:57,130 --> 00:14:59,100 このノモスに服従するということと 215 00:14:59,160 --> 00:15:01,630 自由の実現というのを ワンセットで考えてる 216 00:15:02,060 --> 00:15:06,130 他方はとにかく特定の人物に 対する恐怖感がある 217 00:15:06,360 --> 00:15:08,600 特定の人物に対する恐怖感だから 218 00:15:09,300 --> 00:15:13,430 ですから、特定の人物が 例えばもし死んでしまえば 219 00:15:13,960 --> 00:15:15,730 全部が解体してしまう 220 00:15:15,830 --> 00:15:17,460 こういうことになりますね 221 00:15:17,530 --> 00:15:19,200 それ以上のものは何も残らない 222 00:15:19,300 --> 00:15:21,300 言う様な事が もちろんなる訳だけれども 223 00:15:21,330 --> 00:15:23,600 実際、やがって そうなるんだけれども 224 00:15:24,460 --> 00:15:26,000 これは政治の仕組みとしては 225 00:15:26,100 --> 00:15:28,460 一方は自由といい 他方は恐怖といい 226 00:15:29,130 --> 00:15:31,330 一方は 特定の人物に対する服従という 227 00:15:31,400 --> 00:15:34,200 他方はノモスに対して 服従することという 228 00:15:34,330 --> 00:15:40,700 ノモスで言えば、非人格的な 制度の権威というべきものに 229 00:15:40,760 --> 00:15:43,360 服従するということで 230 00:15:44,360 --> 00:15:49,300 こういう話としても これを甦る事ができますが 231 00:15:50,230 --> 00:15:53,860 そこであえて、そのノモスうんぬん 232 00:15:53,930 --> 00:15:56,630 というのをもう少し解体して読めば 233 00:15:56,730 --> 00:16:02,860 複数の自由人による ノモスを基盤とする一種の自己統治 234 00:16:02,960 --> 00:16:08,600 自己統治というのがそういう システムがあるということが 235 00:16:08,760 --> 00:16:13,460 浮かび上がってくると こういうことです