1 00:00:22,930 --> 00:00:24,830 ミシェル・フーコーの議論なんかを 2 00:00:24,900 --> 00:00:28,000 そういう文脈で引用する議論も 3 00:00:28,030 --> 00:00:31,700 たくさんあるということだけ ここでは言っておきます 4 00:00:31,830 --> 00:00:33,400 (その次をお願いします) 5 00:00:35,000 --> 00:00:39,230 もう一つ今度権力の捕まえ方 というのも考えて見ます 6 00:00:39,300 --> 00:00:41,230 先程、Aという人とBという人と 7 00:00:41,300 --> 00:00:45,030 大変個人主義的なモデルで 考えたんですが 8 00:00:45,430 --> 00:00:54,200 もう一つの権力のとらえ方は 集団の一種の結集 9 00:00:54,700 --> 00:00:58,030 集団のエネルギの結集体として 権力をつかまえようという 10 00:00:58,060 --> 00:01:00,060 こういう考え方であります 11 00:01:01,060 --> 00:01:06,200 協力による 例えば集団的目的を達成する 12 00:01:06,800 --> 00:01:08,660 いうものとしての権力は単純 13 00:01:08,730 --> 00:01:12,430 ということは権力は決して 個人の持ち物ではないということ 14 00:01:12,900 --> 00:01:14,930 権力というものは 個人の持ち物ではなく 15 00:01:15,000 --> 00:01:22,330 集団に内在する 一つの能力なわけであって 16 00:01:22,360 --> 00:01:26,860 決して個人Aさんの持ち物の ようなイメージで 17 00:01:26,930 --> 00:01:29,000 権力を考えることが 出来ませんという 18 00:01:29,060 --> 00:01:31,730 こういうことを 含んでるわけであります 19 00:01:33,500 --> 00:01:36,230 ですから 今度AとBは協力するわけです 20 00:01:36,360 --> 00:01:40,330 協力して、一つの集団的な 目的を達成しましょうと 21 00:01:40,400 --> 00:01:42,230 こういう話になりますね 22 00:01:42,460 --> 00:01:48,100 それは古くは どこの地域でも行われたように 23 00:01:49,530 --> 00:01:55,060 河川の氾濫を防いで 農業を安定的に営むために考え 24 00:01:55,130 --> 00:01:58,100 その他をやるとか いろんな道路工事をやるとか 25 00:01:58,160 --> 00:02:01,500 ある国にピラミントまでも 作った国もあったね 26 00:02:01,660 --> 00:02:03,730 いろんなことがあり 一人じゃ出来ない 27 00:02:03,800 --> 00:02:06,960 これは協力し合うことによって 28 00:02:07,930 --> 00:02:12,300 個人では発揮できない ような大きなパワー 29 00:02:12,760 --> 00:02:16,300 大きなエネルギー というものを結集して 30 00:02:16,760 --> 00:02:21,200 集団が必要としてる目的を達成する 31 00:02:22,200 --> 00:02:28,030 そういう意味で権力というのは 何々からの自由じゃなくて 32 00:02:28,300 --> 00:02:33,030 協力関係の中で誕生するもの 33 00:02:33,060 --> 00:02:37,200 社会的な一つの結集力として 34 00:02:38,130 --> 00:02:41,130 権力を考える という考え方があります 35 00:02:42,000 --> 00:02:44,760 これは先程言ったようなことで 36 00:02:44,800 --> 00:02:49,430 最初のモデルとかなりいろんな点で 違うわけでありますが 37 00:02:51,060 --> 00:02:55,630 権力は協力 お互いの協力というものに 38 00:02:55,700 --> 00:02:57,800 基盤を置いたわけでありますから 39 00:02:57,860 --> 00:03:01,400 AとB、AがBに対して強制力を 行使するかどうかということに 40 00:03:01,500 --> 00:03:04,600 第一的に着目する ような議論ではありません 41 00:03:05,100 --> 00:03:08,130 これは協力関係 というものをベースにして 42 00:03:08,160 --> 00:03:12,860 誕生する権力の姿でありますから 43 00:03:13,230 --> 00:03:15,760 個人主義的というよりは 44 00:03:15,900 --> 00:03:21,930 集団現象としての権力という風に 言っていいと思います 45 00:03:22,600 --> 00:03:27,400 ですから、そこで書いたように 何々からの自由ではなく 46 00:03:27,460 --> 00:03:30,130 協力し合う、一緒に協力し合う 47 00:03:30,860 --> 00:03:34,100 そして一緒になって ある目的を追求すると 48 00:03:34,530 --> 00:03:38,960 そのためには 大きな結集が必要になる 49 00:03:39,560 --> 00:03:42,460 個人では出来ないことを 達成するですね 50 00:03:42,730 --> 00:03:49,700 いうような形で権力という者が 協力関係の中から作られる 51 00:03:50,300 --> 00:03:54,230 作られるものだと いう理解の仕方であります 52 00:03:56,660 --> 00:04:04,130 そういうふうに考えますと 権力というものはなんか 53 00:04:04,400 --> 00:04:07,600 確かに自由との関係 どうなるかはちょっと 54 00:04:08,060 --> 00:04:10,960 留保しなければいけませんけれども 55 00:04:12,860 --> 00:04:17,260 いやいや、皆が先程、Aによって 56 00:04:17,300 --> 00:04:21,930 BがXをさせられたような感じ じゃなくて、積極的に協力する 57 00:04:22,060 --> 00:04:25,700 積極的に協力する 積極的に協力すると言うことは 58 00:04:25,760 --> 00:04:32,400 ある意味で自由という物が 権力の基盤になってる 59 00:04:33,160 --> 00:04:34,800 という言い方もできる 60 00:04:34,930 --> 00:04:37,700 積極的に協力する 積極的に協力するだから 61 00:04:38,230 --> 00:04:42,700 いやいや、なんかあの強制されて これをやろうという話じゃなくて 62 00:04:42,800 --> 00:04:45,730 積極的に協力するいう関係に 63 00:04:47,230 --> 00:04:52,500 いうことでありますから、先程は この自由と権力の関係という者は 64 00:04:52,530 --> 00:04:56,630 だいぶ様子が違ってくる ということになります 65 00:04:56,830 --> 00:04:58,000 次にお願いします 66 00:04:59,500 --> 00:05:06,630 そういう権力化の一つの例として 今大変、多くの方が研究してるのは 67 00:05:06,700 --> 00:05:09,500 ハンナ・アレント という人の権力化には 68 00:05:09,560 --> 00:05:13,360 そういう要素が色濃く出ております 69 00:05:13,500 --> 00:05:14,600 色濃く出ております 70 00:05:14,700 --> 00:05:17,460 権力というものは 決してフォースではないと 71 00:05:17,900 --> 00:05:20,330 フォースと権力ほど 矛盾その物はない 72 00:05:20,830 --> 00:05:23,530 いう言い方が彼女がしばしばします 73 00:05:24,160 --> 00:05:27,600 ですから 権力というのはそういう意味では 74 00:05:27,660 --> 00:05:32,400 自発的な協力関係という もの中から誕生するとして 75 00:05:32,500 --> 00:05:36,130 権力をとらえるというような こういう考え方がある訳であります 76 00:05:36,730 --> 00:05:37,960 次に行ってください 77 00:05:41,600 --> 00:05:47,300 これは自分をある種の 集団のメンバーとして 78 00:05:49,130 --> 00:05:52,700 自己主張をする ということと繋がってる訳 79 00:05:53,000 --> 00:05:55,400 集団のメンバーとして 我々はこういうことをしたい 80 00:05:55,460 --> 00:05:56,430 一人じゃ出来ない 81 00:05:56,500 --> 00:06:00,230 皆でこの風にしてにやりましょう という事でありますから 82 00:06:00,530 --> 00:06:05,130 そうすると、これは何か積極的に 83 00:06:05,860 --> 00:06:10,230 目的を達成するためにお互いが 協力し合うという意味で 84 00:06:10,400 --> 00:06:12,730 仮に、何々からの自由が 85 00:06:12,800 --> 00:06:14,530 消極的自由だとすると 86 00:06:14,630 --> 00:06:18,260 ある人はこりゃ積極的自由だ という言い方をする 87 00:06:18,500 --> 00:06:20,100 積極的に参画をして 88 00:06:20,800 --> 00:06:25,400 一つの目的を共通・共有する 目的を達成するために 89 00:06:25,530 --> 00:06:30,030 お互いが協力し合うですね 90 00:06:31,100 --> 00:06:34,600 あえて言えば、積極的自由だ ということになる 91 00:06:34,660 --> 00:06:37,830 そうすると、この積極的自由は 92 00:06:37,900 --> 00:06:44,500 権力への参画 権力の指示というものと 93 00:06:47,300 --> 00:06:50,930 矛盾する所か 殆ど同じものになってしまう 94 00:06:50,960 --> 00:06:53,800 権力指示すると 権力作って、権力運営する 95 00:06:53,900 --> 00:06:59,830 それを通にサポートする と言う話と、伝わってく 96 00:07:00,100 --> 00:07:04,630 積極的自由と権力というものは 矛盾するどころか 97 00:07:04,830 --> 00:07:06,530 お互いにエネルギーを 98 00:07:06,560 --> 00:07:09,400 その積極的自由から権力へ エネルギーを得て 99 00:07:09,430 --> 00:07:13,200 権力として、その力を どんどんどんどん広めていると 100 00:07:13,260 --> 00:07:17,000 いうようなことにもなるわけですが 101 00:07:17,700 --> 00:07:22,530 今度はそういう自由を 今度は権力にのめり込んでしまう 102 00:07:23,660 --> 00:07:26,860 のめり込んでしまって 自己陶酔に陥ったり 103 00:07:27,000 --> 00:07:30,630 余りにもいい気分かどうかは 分からないけれども 104 00:07:31,230 --> 00:07:33,360 いい気分になるわけ 高揚するわけですね 105 00:07:33,430 --> 00:07:36,430 高揚する、非常に気持ちを 高まる、高ぶるですね 106 00:07:37,460 --> 00:07:38,630 あるいは興奮する 107 00:07:38,960 --> 00:07:46,700 自分が大きな目的に自分の それを参画することに 108 00:07:46,760 --> 00:07:50,660 自分の自由 というものの意義を見出す 109 00:07:51,260 --> 00:07:53,700 意義を見出すというようなことを 110 00:07:56,560 --> 00:07:59,730 それを非常に 自分としてはポジティブ 111 00:07:59,830 --> 00:08:01,400 積極的評価するということで 112 00:08:01,630 --> 00:08:05,930 それから切り離されて 私は一人になりたいな 113 00:08:06,700 --> 00:08:07,700 というではなく 114 00:08:07,760 --> 00:08:16,700 そこには自由の意義を見出す いう構図ですね 115 00:08:17,230 --> 00:08:22,200 ナショナリズムにやったり いろんなイデオロギーにやったり 116 00:08:22,300 --> 00:08:24,400 いろんなケースがあるだけれども 117 00:08:24,660 --> 00:08:33,200 そういう形で自由というものが 権力の最も重要な 118 00:08:33,260 --> 00:08:34,600 エネルギー源として 119 00:08:34,660 --> 00:08:37,360 積極的自由が そのエネルギー源として 120 00:08:38,300 --> 00:08:39,560 当事者にとっては 121 00:08:40,200 --> 00:08:43,030 ある種 自由の実現というイメージで 122 00:08:43,060 --> 00:08:44,330 もっと求められてるという 123 00:08:44,430 --> 00:08:49,200 こういう権力と自由との ここでは二項対立じゃなくて 124 00:08:49,260 --> 00:08:51,060 むしろこう重なり合い 125 00:08:51,160 --> 00:08:56,600 というものが大きく クローズアップされてくるという 126 00:08:56,700 --> 00:09:01,730 そういう権力の理解であります 127 00:09:03,760 --> 00:09:05,100 次でお願いします 128 00:09:06,730 --> 00:09:09,260 この積極的自由と 消極的自由というのは 129 00:09:09,330 --> 00:09:12,660 これは私があなた方の学生時代 130 00:09:12,800 --> 00:09:15,560 アイザイバリンという人が 131 00:09:17,830 --> 00:09:21,160 自由の二つの自由という概念で 場と射たもんですね 132 00:09:21,300 --> 00:09:22,800 これはどういうことかというと 133 00:09:23,630 --> 00:09:27,930 コミュニズムとか 特にファシズムの体験がありまして 134 00:09:28,500 --> 00:09:33,730 自由というものの中には この積極的な自由というものと 135 00:09:33,800 --> 00:09:35,300 消極的な自由というものが 136 00:09:35,360 --> 00:09:38,830 この積極的な自由 というものは結構 137 00:09:39,500 --> 00:09:42,800 そういうものに人間を のめりこませていく 138 00:09:43,600 --> 00:09:48,060 人間を導引していく てことして 139 00:09:49,100 --> 00:09:55,860 そういう意味で非常に 政治的には問題を含んでる 140 00:09:56,460 --> 00:09:58,860 いうこと 彼はいったわけであります 141 00:09:58,960 --> 00:10:06,700 これは第二次世界大戦をの 大変綱領たる世界というものを 142 00:10:07,300 --> 00:10:10,500 踏まえた上での判断なんですけど 143 00:10:13,500 --> 00:10:17,530 確かにあると思います二つの自由 とかという議論があると思います 144 00:10:17,930 --> 00:10:21,000 何々からの自由というと 何々への自由と 145 00:10:21,000 --> 00:10:24,300 この何々への自由というのは これは非常に 146 00:10:24,360 --> 00:10:28,600 権力への参画というものを強調する 147 00:10:28,700 --> 00:10:31,960 或は、それを受け入れる自由 いうものである 148 00:10:32,900 --> 00:10:35,700 だけど これは先言ったような意味で 149 00:10:35,800 --> 00:10:44,230 いろいろ注意しないと 大変な結果を招くこともある 150 00:10:44,500 --> 00:10:50,000 いうことを言ったのがこの人なので ちょっと顔を出さして 151 00:10:51,230 --> 00:10:52,760 次でお願いします 152 00:10:53,230 --> 00:10:58,500 その意味で言うと、今度は何々から の自由が失われてしまう 153 00:10:58,600 --> 00:11:01,400 可能性がでてくる ということになりますね 154 00:11:01,460 --> 00:11:04,660 何々からの自由と 自分が一人になりたいも、 155 00:11:04,730 --> 00:11:10,230 いろんなその規制 強制も勘弁してほしいと 156 00:11:10,360 --> 00:11:13,830 私はそれから自由になりたい 何でもかんでも 157 00:11:13,930 --> 00:11:20,000 その共同、協力関係へ に基づく権力と証するものが 158 00:11:20,060 --> 00:11:22,500 我々をがんじがらめ するのがかなわない 159 00:11:23,030 --> 00:11:25,030 縛るから自由になりたい 160 00:11:25,500 --> 00:11:29,300 それはまさに周りが二つの 自由論で言った点なわけで 161 00:11:29,360 --> 00:11:34,060 積極的な自由による消極的な 自由の破壊という問題 162 00:11:34,130 --> 00:11:37,760 或は自由による自由の破壊 というような問題が 163 00:11:38,100 --> 00:11:41,730 そこにはあった 164 00:11:42,230 --> 00:11:46,460 あることは多分、全面的に 否定することが出来ないですね 165 00:11:48,160 --> 00:11:51,630 つまり、この協力関係に 基づく権力というのは 166 00:11:53,100 --> 00:11:54,860 とことん突き詰めていくと 167 00:11:55,700 --> 00:11:59,860 権力の無制限の肯定に なるかもしれない 168 00:12:01,400 --> 00:12:06,660 あるいは、同調性という 皆同じことをやらなければいかん、 169 00:12:06,760 --> 00:12:08,830 皆同じ、皆そうだから 自分もそうだと 170 00:12:09,000 --> 00:12:13,260 いうようなタイプの話 ニズムの話になるかもしれない 171 00:12:14,030 --> 00:12:18,660 あるいは、それを通して 実は人間としては 172 00:12:18,730 --> 00:12:22,300 そこに全部巻き込まれる つもりはない人間の 173 00:12:22,360 --> 00:12:26,000 意思なり 何なりが抑圧されてしまう 174 00:12:27,030 --> 00:12:31,230 むりやり、そこの大きな 渦の中に放りこまれてしまう 175 00:12:32,100 --> 00:12:37,300 いうような事になり それが先程言ったような意味で 176 00:12:37,760 --> 00:12:41,400 自由による自由の否定 二つの自由 177 00:12:41,460 --> 00:12:46,900 一方の自由があまりにも その姿を大きくすると 178 00:12:46,960 --> 00:12:50,330 もう一つの自由は居場所が なくなってしまう 179 00:12:50,830 --> 00:12:56,760 例えばもっと分かりやすい言葉で 言えば、色々な思想の自由だ 180 00:12:56,900 --> 00:13:02,100 政治活動の自由だ、こう言った物は いらないとですね 181 00:13:02,700 --> 00:13:05,630 ともかく、皆、その一つの権力に 182 00:13:05,700 --> 00:13:12,300 協力するのが積極的自由の あり方という話になると 183 00:13:13,160 --> 00:13:18,430 もう憲法でいうとこの いろんな自由というものは 184 00:13:19,030 --> 00:13:21,860 実際上 その存在の意味を失ってしまう 185 00:13:21,930 --> 00:13:24,230 あれは存在すると許されない、 186 00:13:24,360 --> 00:13:30,030 いうような状態になりはしない だろうかということがある 187 00:13:31,800 --> 00:13:35,830 だから これも確かに権力というものは 188 00:13:35,900 --> 00:13:38,800 我々がお互いに 協力し合うことによって 189 00:13:40,400 --> 00:13:48,560 友好に機能する集団的な一つの力 なんだけども、能力なんだけれども 190 00:13:49,630 --> 00:13:58,130 これもいろいろ考えてみると あんまり何の留保もつけないで 191 00:13:58,200 --> 00:14:00,300 ただただ肯定しておくと 192 00:14:00,360 --> 00:14:08,160 ぎりぎりのところ 色々問題点が生じてくるということ 193 00:14:08,400 --> 00:14:14,360 あるいは、何か皆自由で あった筈のが気がついてみたら 194 00:14:14,430 --> 00:14:19,200 皆従属したという変な話に なりはしないだろうとか 195 00:14:19,400 --> 00:14:23,060 そういう疑問がそこから 出てくるわけであります 196 00:14:23,860 --> 00:14:29,060 特にこの第二のタイプ 権力の理解というものは 197 00:14:31,100 --> 00:14:34,000 ファシズムや コミュニズムというような 198 00:14:35,900 --> 00:14:39,700 当時の新しい言葉として 全体主義と 199 00:14:40,300 --> 00:14:42,530 これは20世紀の政治様本です 200 00:14:42,800 --> 00:14:45,560 20世紀に始めて 誕生した政治様本ですね 201 00:14:45,700 --> 00:14:52,700 全体主義といった体制を 経験した人々からすれば 202 00:14:53,900 --> 00:14:58,330 この第二の権力の理解は その逸脱形態においては 203 00:14:58,430 --> 00:15:04,900 極めて憂慮すべきものであると いうような議論になっていったわけ 204 00:15:07,200 --> 00:15:17,160 そういうことで 第一の類型と第二の類型に分けて 205 00:15:17,300 --> 00:15:20,460 それぞれを話してきたけれども 206 00:15:23,300 --> 00:15:29,700 もう少し我々としてはどっちかを 取るべきかという以前に 207 00:15:30,460 --> 00:15:34,160 もっと考えてみなきゃいけない 問題がどうもそこにありそうだ 208 00:15:35,230 --> 00:15:38,000 つまり、自由の問題と権力の問題 209 00:15:38,060 --> 00:15:41,060 というのは こう背中合わせみたいなってくる 210 00:15:41,160 --> 00:15:42,900 背中にあわせみたいなって来る 211 00:15:43,130 --> 00:15:46,260 自由と権力がこんなだけ 離れてるだけの話であれば、 212 00:15:46,360 --> 00:15:49,400 ただ対決する話であれば 非常に話は簡単 213 00:15:51,900 --> 00:15:57,400 しかし例えば 自由の一つの現われとして 214 00:15:57,460 --> 00:16:00,260 自己主唱というものは当然 確実にありますね 215 00:16:00,430 --> 00:16:03,500 自己主張が 権力行使になる訳でしょう 216 00:16:03,530 --> 00:16:05,160 ある意味で権力を行使なる 217 00:16:05,200 --> 00:16:08,500 あれはこうすべきだと あなたはこうしなさいよという 218 00:16:08,800 --> 00:16:10,360 これを非常に 219 00:16:10,430 --> 00:16:14,330 その単純化した物として あえて言えばですよ 220 00:16:15,900 --> 00:16:19,030 自由は何々からの 自由だけではなくて 221 00:16:19,660 --> 00:16:21,200 こういうことを実現したい 222 00:16:21,260 --> 00:16:24,400 これを自分は欲するという意味での 223 00:16:24,460 --> 00:16:27,160 自由というものが 人間ある限りにおいては 224 00:16:27,230 --> 00:16:30,900 何々からの自由だけでは 自由の問題を解けない訳で 225 00:16:31,500 --> 00:16:35,130 だからこの第二の例言みたいな話 必ず出てくる 226 00:16:35,460 --> 00:16:40,600 完全に消えることが出来ない ということがある訳であります 227 00:16:41,830 --> 00:16:46,060 その意味で 権力の問題は自由の問題と 228 00:16:46,130 --> 00:16:48,160 相互規定関係にあるということ 229 00:16:48,230 --> 00:16:52,730 私はこの第一回の講義の 全体のテーマとして 230 00:16:52,760 --> 00:16:54,930 掲げましたけれども 231 00:16:55,430 --> 00:16:59,160 これはこっちからみると こういう風に見えるけれど 232 00:16:59,200 --> 00:17:01,460 こっちからみると こういう風に見えるけれど 233 00:17:01,560 --> 00:17:05,160 こう相互に規定しあう様な 関係にあるということが 234 00:17:05,730 --> 00:17:08,600 一番実は難しい点であります 235 00:17:09,100 --> 00:17:10,360 権力と自由という 236 00:17:10,430 --> 00:17:12,600 この二項対立だけで 世の中を済むなら 237 00:17:12,830 --> 00:17:15,130 それほど難しいことはない 238 00:17:16,630 --> 00:17:18,200 仮にそうだとしても 239 00:17:19,430 --> 00:17:22,260 例えば自由が本当に 守れられるためには 240 00:17:23,860 --> 00:17:28,560 権力が作用してない自由は 守れないかもしれないでしょう 241 00:17:28,830 --> 00:17:31,260 自分の権力を守る為に 最後は裁判所に行って 242 00:17:31,900 --> 00:17:35,330 この権利は守られるべきである ということ、言ってた訳 243 00:17:35,900 --> 00:17:40,100 裁判所はそれはGovernmentですから 行政権力じゃないんだけど 244 00:17:40,100 --> 00:17:41,800 広い意味での政府ですから それで権利が守られる 245 00:17:44,400 --> 00:17:46,230 或は強制執行されるでしょう 246 00:17:47,900 --> 00:17:52,030 権力としてはそんなに 単純に割り切れない関係にある 247 00:17:52,100 --> 00:17:54,800 こう入ったり 入れ込んだりしながらですね 248 00:17:54,900 --> 00:17:59,830 この一種の姿、形を変えながら 249 00:18:00,100 --> 00:18:05,230 ずっと人類の歴史を 歩んできたということ 250 00:18:05,430 --> 00:18:11,030 そういう意味でそれはその綺麗に 割り切れないな、いうこと 251 00:18:11,430 --> 00:18:15,760 私は今までの話の中で 皆さん分けてあります 252 00:18:16,660 --> 00:18:21,400 ですから、非常に分かった気分で いた人にとっては 253 00:18:21,460 --> 00:18:23,560 迷惑な話かもしれないけれども 254 00:18:23,730 --> 00:18:28,530 しかし、それは一つ、その上で 色々考えてもらわなければならない 255 00:18:28,700 --> 00:18:31,600 というふうに私の考えるから ああいうことを申し上げた訳です 256 00:18:32,300 --> 00:18:33,700 それでは次に