教學大綱
講義:
「情報記号論」科際資訊研究所 木曜3限。
授業概要:
<記号論Semiotics>は、C.S. PeirceとF. de Saussureを祖として二十世紀を通して発達してきた人間の意味活動のインターディシプリナリーな研究領域です。記号論は、<構造主義>と呼ばれた二十世紀の社會・文化知のパラダイム変換に貢献し、またメディア文化や大衆社會現象を理解する理論的枠組みとしてメディア・スタディーズやカルチュラル・スタディーズと呼ばれる研究動向のなかでも重要な理論的支柱となってきました。そして今日では、記号論には、人間の意味環境を急速に変化させつつある記号テクノロジーに媒介された社會や文化を理解するために、新しい役割を果たすことを求められています。これが、<情報記号論>の領域だといえるでしょう。この新しい學問分野は、いま情報技術革命と呼ばれているような大変化のなかで、記号論が二十世紀を通じて考えようとしてきた根本問題をとらえ返すことによって、これから創り出されるべきものという性格が強いのです。
教員:
石田英敬教授
Prof. Hidetaka ISHIDA (Professor)
期間:
2003/4/17~2003/9/25
教科書・参考文献:
- 記号の知/メディアの知 日常生活批判のためのレッスン
- 2003年度の講義の概要を、iii online(http://iiionline.iii.u-tokyo.ac.jp/index.php)であらかじめ見ておくこと。
- 2004年度の講義概要は、pdf形式で授業参加者に配布する。
- 2005年度の講義受講者は、カント『純粋理性批判』をすくなくとも「第I部 超越論的原理論」の部分 は、必ず任意の翻訳で読んでおくこと。読了しておいてください。
- 記号論に関する基本的教養のないひとは、以下の基本文献を読み、知識の整理を行ってください。
- Semiotics for Beginners(Aberystwyth大學のDaniel Chandler教授による記号論初學者ための解説サイト →http://www.aber.ac.uk/media/Documents/S4B/sem0a.html )
- Paul Cobley, The Communication Theory Reader, Routledge, 1996
- Winfried Noth, Handbook of Semiotics, Indiana University Press, 1995
- 教養學部講義「記号論」のHP (→http://www.nulptyx.com/semio.html#top )
|